初めてのCB缶バーナー『SOTOレギュレーターストーブST-320』の使用感と注意点
SOTOシングルバーナーST-320の使用感
ポイント
- ギア被りを避けるならST-320
- 圧電点火で着火できない時は圧電素子を疑う
CB缶ガスバーナーといえば、「これ」というぐらい定番化しているのがSOTOレギュレーターストーブST-310ですが、個人的には、同じSOTOのST-320がお気に入りです。
コンパクトで持ち運びに便利なガスバーナー、四角いフォルムのケースにバーナーが収まっていて、使用時はケースが五徳と風防を兼ねます。マグカップ等の小さいクッカーも付属している追加五徳を使うことで問題なく乗せることができます。
遮熱板が五徳より上にきてしまうので半径が6cmを超える大型のクッカー等は火力を中心にもってこれませんが、クッカーが遮熱版を超えるような置き方はガス缶に熱が伝わって危険ということにもなります。
五徳の耐荷重的にもダッチオーブン等は乗せられませんが、そもそもこうったシングルバーナーの用途(1人~2人ぐらいの調理)からすると大型のクッカーを使うことはありません。
燃料はカセットガス(CB缶)でランニングコスト面でも優秀で、四角のケースに綺麗に収まるコンパクトさがスタイリッシュです。
圧電点火の不具合?
ST-320に限った話ではありませんが、圧電点火式のバーナーは圧電素子(針金のような金属部分)から火花が飛んで着火する仕組みです。
この圧電素子が意外と繊細で汚れの付着で火花が飛ばなくなるのは当然ながら、微妙な位置関係で火花がガスの噴き出し口に向かわなかったりします。
ガスも出てるし火花も飛んでいるのに着火できないという状態になった場合、この圧電素子の位置(角度)を疑ってみましょう。
1ミリ以下の微調整で火花の飛ぶ方向が変わって着火できたりします。
展開時の注意点
これは個体差があるのかも知れませんが、自分が持っているST-320は収納時にガスの開閉バルブを少し開いた状態にしないと収納できません。
これが完全にガスを閉じている状態
このままバルブを折りたたむとバルブがケースに干渉してケースを閉じれません。
ケースに収納するためには、バルブを倒す(開に回す)必要があります。
この状態で、次に使う時にCB缶を装着するといきなりガスが出て慌てることになります。
これもST-320に限った話ではなく、ガスバーナーを使う時はガス缶を装着する前に開閉バルブが閉まっているか確認することが必要です。
総括
キャンプは熱源に焚火かOD缶バーナーを使うことが多く、あとは補助的にアルコールストーブを使っていたので、CB缶バーナーはST-320が初めてとなります。
他のCB缶バーナーとの比較はできませんが、CB缶バーナーというジャンルのキャンプギアとして言えるのはランニングコストが優秀でした。
多くの人が愛用しているST-310なら間違いありませんが、仲間内でギア被りを避けたい人はあえてのST-320という選択もありかも知れません。
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