タープやテントのハトメとループの使い分け(ガイロープの位置)
設営手伝うよー。
ありがとー。って、ちょっと待って。
タープのメインポールに張るガイロープはループに結ばない方がいいかな。
写真のようにポールをハトメに通して、ガイロープはループに結ぶ張り方は、1本目のポールを立ち上げる時にガイロープが外れないメリットはあります。
しかし、この張り方では風でタープが吹きあがった時に、ハトメからポールから抜けてしまう可能性があります。
キャップ(ポールエンドロック)を付ける方法もありますが、不安定であることには変わりがないので、メインポールを立てる時のやり方としては、ハトメに通したポールの上からガイロープをかけてテンションをかけましょう。
この張り方ならタープが風で吹き上がってもポールから抜けることがありません。
へー。
じゃ、なんで使わないループが付いてるの?
タープに限らずキャンプギアに決まった使い方はないよ。
別にループにポールを通してもいいよ。
タープによってはハトメが無くてループだけの物もあるしね。
メインポール以外の場所からガイロープを張る時はループを使った方が、タープを張った後のアレンジがしやすいです。
タープ下の空間(高さ)を広くしたい時は、ガイロープを緩めてからポールをハトメに差し込んで立ち上げると簡単に空間を広げることができ、元に戻したい時はポールを簡単に抜けます。
もちろん風が吹きあがってくるとポールは抜けてしまいますが、タープを支えるメインポールではないのでタープ全体が倒壊することはありません。
同じようにテントのキャノピーを跳ね上げる場合もテントのループにガイロープを結んでおく方法が便利です。
このやり方だとキャノピーを閉じたい(ポールを抜きたい)時にガイロープを外す必要がありません。
朝起きてキャノピーを跳ね上げる時にガイロープの先を探さずに済むのはいいね。
うん。
ただ、風が強い時はやっぱりお勧めはできないんだよね。
状況に応じた使い分けが大事だね。