キャンプの焚火を楽しむために準備しておきたい道具と注意すること
焚火の季節がやってくるー。
焚き火はやっぱり冬場がいいよね。
焚き火台の準備
直火と呼ばれる地面に直接薪を組んで焚き火をするスタイルがありますが、最近では直火ができるキャンプ場は皆無となっています。
キャンプで焚き火をしたい場合は必ず焚き火台を準備しましょう。
直火はワイルドな雰囲気は楽しめるけど片付けの手間を考えると焚き火台がやっぱり便利。
焚き火台の準備と並行して小物もそろえておきましょう。
消火用道具(火消袋、火消缶)
薪が燃え尽きても灰の下では熾火が残っています。
水をかけて消火すると金属の焚火台が急激な温度変化で変形してしまう恐れがあります。また、翌朝も焚火をしようとすると濡れた炭や灰の片付けから始めないといけなくなります。
焚き火の消火は、熾火になったところで炭や灰をまとめて火消袋や火消缶に入れる(酸欠状態にして鎮火させる)ことで安全に消火できます。
翌朝の火おこしは、火消袋や火消缶に入れた炭や灰をそのまま焚き火台に戻して火おこしをすると楽に火を起こせます。
難燃シート
キャンプ場によっては難燃シートの使用を必須としているところもあるので準備しておいて無駄は無いです。
焚き火ではどんなに注意をしても焚き火台から燃えている薪や炭が落ちることがあります。
冬場の枯れ葉が敷き詰まったサイトでは火災の原因にもなりかねないです。また、芝生などの草地のサイトでは焚き火の熱が芝を痛めてしまいます。
火災防止や地面保護のためにも、難燃シートを地面と焚き火台の間に敷きましょう。
火ばさみ
焚火は放置しておくと空気の通りが悪くなって綺麗に燃え尽きなくなってしまうので、定期的に火のついた薪を組みなおす必要があるため火ばさみは必須です。
100均の火ばさみでも事足りますが大きな薪を持つときは丈夫な火ばさみの方が薪を組み替えやすいです。
耐熱グローブ
灰や炭の片づけをする際に完全に消えているように見えても灰の下に熾火が残っている場合や、焚火台が熱を持ったままの場合があります。
また薪割りをする際にも耐熱グローブ身に着けることで手を防護することができるので耐熱グローブを準備しておきましょう。
スコップ
火消袋や火消缶に灰や炭を入れる際に、大きい炭は火ばさみで掴むことができますが、小さい炭や灰はスコップですくって入れていくことになります。
焚火台を持ち上げて火消袋や火消缶に流し込むこともできますが、大量の灰や炭はこぼれやすいので、多少手間でもスコップですくった方が最終的には手間を取らずに片づけることができます。
焚き付け用の薪はしっかり準備
道具の準備が終わればいよいよ火おこしですが、着火剤を使っても、いきなり太い薪に燃やすのは難しいので割り箸ぐらいのサイズ感で焚き付け用の薪をしっかり作っておきましょう。
大量の着火剤やガスバーナーで強引に火を起こすこともできますが、小さな火を徐々に大きくしていく作業も焚き火の楽しみ方の一つです。
薪の準備は市販の薪を購入して持っていくことが一般的ですが、キャンプ場によっては地面に落ちている枝は薪として使えるところがあります。ただし、市販の薪ほどしっかり乾燥しているわけではないので着火の難易度が上がります。
また、水分を多く含んでいることで煙が出やすくなります。
焚火から離れる時は細心の注意を
焚火台を使用して難燃シートも敷いた上で焚火をすることで火災のリスクはかなり減らせますが、食器の片付けやトイレで席を立つことがあると思います。
この時、一番気を付けたいのは椅子です。
軽量な椅子は誰も座っていない状態だとちょっとした風でも倒れることがあります。
風上に置いていた椅子が風で倒れると焚火の中にダイブすることになります。
短時間でも焚火から離れる時は、椅子を焚火から離しておきましょう。