登山初心者、Naturehikeのゲイターを初めて買う
山を歩いて帰ってくると毎回ズボンの内側の裾に泥汚れが・・・。
私の場合、泥が跳ねて汚れるというより足運びの際に靴がくるぶしのあたりに当たって汚している様です。
どうせ洗うものですが他所様の車に乗る時や、家に帰って着替えるまでの間が気になります。
また丈の短い草が茂った道は朝露などで膝下が結構濡れてしまいます。
他にも靴の中に小石などが入ってこないようにするなど、それなりに大事な装備となってきます。
標高500m前後(1000m未満)ぐらいの初心者向けハイキングコースであれば無くても問題ありませんが、1000mを超える山になってくるとガレ場などでゲイターの恩恵を感じます。
今回の久住連山、稲星山から御池までの登山ではNaturehikeのゲイターを使ってみました。
初めて買うゲイターということで、まずは安価な物を選びました。
キャンプギアも同様ですが、初めて使う道具はその特性や用途を実際に使って学ぶことにしています。
経験則として価格の高い道具はやっぱり良い物なのですが、デザインの好みや機能性が必ずしも自分に合っているとは限りません。しかも道具は例外なく汚損や劣化で買い替えのタイミングが来ます。
初心者であれば安価な物から揃えて、経験を重ねながら道具もステップアップさせた方が結果的に無駄な出費もなくなる。というのが持論です。
そしてNaturehikeのゲイターは初回使用、約9時間で15kmを歩いてこのようになりました。
内くるぶしの辺りにしっかり泥汚れ。ズボンは全く汚れず、靴の中に小石なども入ってきませんでした。
ただ残念なことに表面と裏側に傷が入っていました。
表面の傷はたまたま岩などにこすった可能性もありますが、内側は靴に干渉して擦り切れたような傷でした。
商品スペックの素材は、600Dオックスフォードとなっていますが、この素材の強度が分かっていないので、今回の結果が概ね商品スペック通りなのか、商品スペックほどの強度が無いのかは私では判断できません。
ベルトの強度は十分で、擦り切れたり、切り裂けたりする様子はありませんでした。
脱着についてはバックルの幅とベルトの幅がぴったりで、バックルからベルトを抜くのに一苦労します。装着時も同様なので、ベルトは前日にバックルに通してしまっていた方が当日が楽だと思います。
下山後の片付けもベルトは外さずに持ち帰って、翌日に他の道具と一緒に片づけた方が楽でした。
ベルトを通したままにしようかとも思いましたが、収納時に変な折れ跡が付きそうなので止めました。
また、歩いている時は気づきませんでしたが、下山後にゲイターを外すとズボンが見てわかるぐらい濡れていました。
外からの水はしっかりとはじいていましたが、体から発する熱で蒸れてズボンが濡れたようです。
透湿性は低いというか皆無のようです。
透湿性の高いゴアテックス素材のゲーターになると価格が1万円を超えてくる物もあります。汚損前提の装備にかける費用として妥当なのか。この辺りがゲーター選びのポイントになってきそうです。
あと、付属の収納ケースはメッシュでした。
下山後に泥だらけのゲイターを入れると当然のことながら土、砂がこぼれ出てきます。
持ち運び用のケースというより、後日洗った後の保管用ケースと思った方がよさそうです。
初めて買って使うゲイターということで、他の商品と比較するような相対評価はできませんが、登山初心者が初めて買うゲイターとしては価格も機能性も妥当ではないでしょうか。