「リンエイ バカンチェスプライベート」を選んだ理由!私たちのこだわりの条件

キャンピングカー選び、夢が膨らむ一方でどのようなキャンピングカーを選べばいいのか。悩ましい時間を過ごす方も多いのではないでしょうか。

今回は、数あるキャンピングカーの中から、私たちが「リンエイ バカンチェスプライベート」を選んだ理由、そしてその決断に至るまでのこだわりや考え方についてお話ししたいと思います。

大前提の条件、予算と車両スペック

先立つ予算は400万円としました。

車両タイプについては小さなサイズは軽バンから、大きいサイズのキャブコンまでありますが、日常使いがし易いバンコンタイプとしました。

加えて、車内で中腰にならずに済むハイルーフを選ぶことにしました。

車両探しはカーセンサーを使うことに。

最優先条件は「常設ベッド」と「常設ダイネット」

キャンピングカーを探し始めた時、私たちが最も重視したのが「常設ベッド」と「常設ダイネット(食事スペース)」が両立していることでした。

3〜4泊の短期旅行はもちろん、将来的には長期の旅も視野に入れています。

就寝の度にベッドを展開したり、テーブルを片付けたり…といったレイアウト変更は、大した作業ではないのですが、毎日の作業となると面倒になってきます。

キャンピングカーの購入に至った経緯はまさにここに要因がありました。

また、夫婦でも生活リズムは違うもの。

私たちの場合、基本的に妻が先に眠り、私は比較的夜更かしをします。常設のベッドとダイネットがあれば、お互いの時間を尊重しながら、気兼ねなく過ごすことができます。

用途に応じて車内レイアウトを変える方法は、空間を広く使えるというメリットはありつつも、生活の全てを同じペースに合わせる必要があるため、私たちのスタイルには合わないと判断しました。

さらに細かいこだわりですが、「朝起きてすぐに使えるシンク」も必須条件でした。

ダイネットは常設できても、ベッド展開のためにシンクが使えなくなってしまうレイアウトもあります。朝一番にうがいをしたい私にとっては、常に使えるシンクも譲れないポイントでした。

駐車場事情で諦めた「マルチルーム」

理想を言えばキリがありませんが「マルチルーム」も欲しかった装備の一つです。

雑多な荷物の収納場所としての利用や非常時のトイレなど、まさにマルチに使用できるスペースです。

しかし、我が家の駐車場事情を考えると、停められるのはハイエースの標準ボディサイズまで。

このサイズでマルチルームまで備えた理想のレイアウトを見つけることはできず、マルチルームは潔く諦めることにしました。

「バカンチェスプライベート」との出会い

そんな厳しい条件の中、ついに理想的な一台に出会います。それがリンエイさんの「バカンチェスプライベート」でした。

このモデルは、私たちの絶対条件だった常設ベッドと常設ダイネットを見事に両立しています。

左:ダイネット 右:ベッド

ダイネットとベッドを区切る専用カーテンによりプライベートな空間をしっかり確保できる。地味ながら非常に嬉しい装備です。

ダイネットとベッドを仕切るカーテン

また、あきらめていたマルチルームですが、バカンチェスプライベートはクローゼットが装備されていました。

縦置き収納となるクローゼット

衣類など生活感の出てしまう小物類をまとめて収納でき、これらの装備が私たちの理想を満たしてくれたのです。

優先度を下げた「エアコン」と「FFヒーター」

キャンピングカーの快適装備の代名詞ともいえる「エアコン」や「FFヒーター」は、私たちの条件の中では優先度が低いものでした。

もちろん、あれば快適なのは間違いありません。

しかし、当面はサラリーマンを続けながら、休日のレジャーで使うことがメインです。

年間に何度使うかわからない装備のために、購入費用が大きく上がってしまうことは避けたかったのです。

空調に関しては、「時期や場所を選ぶ」ことで対策できると考えました。

例えば、私たちは通年、月に2〜3回キャンプに出かけますが、夏場は涼しい高地を選ぶことで快適に過ごせています。冬場は服装や寝具で対策をしています。

そもそもアウトドアレジャーのキャンプが出発点の私たちにとっては、夏は暑く、冬は寒いものです。空調設備によって一定の環境を維持する装備は「あれば便利」という認識で、必須とは考えていませんでした。

ただ、これはあくまで「レジャー」だからこそ。

将来的に長期旅に出て、旅が「日常」になり、「時期や場所を選ぶ」ことができなくなった時、天候や場所に左右されずに「生活」をするためには、空調設備は不可欠だと考えています。

当面は空調設備なしのレジャーを楽しみながら、将来的にどのような形で導入することがベストなのか、じっくり検討していくつもりです。

サブバッテリーシステムと将来の展望

車を選ぶ際にサブバッテリーシステムも優先度を下げざるを得ませんでした。

キャンピングカーの装備として必要不可欠なもので、できれば200Ahリン酸鉄リチウムイオンバッテリーが望ましかったのですが、予算の都合上で車両の年式はどうしても10年近く昔の物(当時はまだ鉛バッテリーが主流)になります。

現状、サブバッテリーシステムは200Ahの鉛バッテリーとなっていますが、鉛バッテリーの特性上、実質使える電気は100Ah程となります。

鉛バッテリーの寿命は5年ほどになるので、バッテリー交換時に200Ahのリン酸鉄リチウムイオンバッテリーに換装予定です。

まとめ:自分たちのスタイルに合った一台を

私たちのキャンピングカー選びは、「今」のライフスタイルと、「未来」の夢を天秤にかけながら、自分たちにとっての最適解を見つけるものでした。

全ての理想を叶えることは難しいかもしれませんが、「何が一番大切で、何なら妥協できるのか」を明確にすることで、後悔のない選択ができるはずです。

「バカンチェスプライベート」は、まさにそんな私たちの価値観にぴったりの一台でした。

今回購入をした販売店Yaccoさんには大変お世話になりました。居住地から販売店が遠く、実際の車両を確認できない環境でしたが、問い合わせへの回答が早く納車までの手続きもおどろくほど迅速でした。

Tsuyoshi

1978年生れ 20年間仕事に追われて、「趣味は?」って言われると「仕事」としか答えられず、転職を機に趣味探し中。 座右の銘「怠惰求めて勤勉にいきつく」 好きな言葉「トレードオフ」

おすすめ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です