古き良き野営場の風情と雄大な阿蘇でキャンプ『阿蘇市坊中野営場』
熊本県阿蘇市の阿蘇くじゅう国立公園内の阿蘇山三合目付近にあり、阿蘇五岳の美しい景色を望むことができる阿蘇市坊中野営場です。オフィシャルサイトは無いようです。
サイトの種類
サイト全域が草地のフリーサイトです。サイト全域が傾斜地ですが比較的緩やかです。

高原、牧草地のキャンプ場全般に言えることですが、遮蔽物が無く低地に比べると風も強くなるので、非自立式のテントやタープなどは設営の強度をペグに頼ることになります。
牧草地の土はあまり締まってなので、ペグの長さと角度には注意が必要です。
オートキャンプ場ではありませんが、荷物の搬入時は車の乗り入れが可能です。
水回り
トイレは和式と洋式がありウォシュレットはありません。
備え付けのトイレットペーパーは無いので持参するか管理棟で購入の必要があります。




炊事棟
炊事棟は確認できた範囲で1棟でした。

場内マップを見ると炊事場と表記された場所がありますが、炊事棟はこの1か所のみです。

その他の設備
設置されている場内案内図は現状と一致していないようです。

「りんどう」「ゆうすげ」のエリアは2025年5月現在閉鎖されています。
なっぷでの予約はプランが一つでエリアを選ぶことができませんでした。当日に受付をしてサイトを指定されました。
「ファミリーサイト(ねむのき付近)」は、ソロやデュオでは利用できない可能性もあります。

ごみ処理
なっぷのキャンプ場情報ではゴミ捨て場の表記がありますが、おそらく灰捨て場のみです。可燃ごみやプラゴミの回収は行ってないようです。
周辺施設
阿蘇駅まで5キロほど(車で10分以内)で、スーパーやコンビニなども付近にあります。
総評
設備も営業スタイルも一昔前を思わせます。
チェックイン時間が9時~、チェックアウトは14時までと他に類を見ない緩さですが、時期や予約状況にもよるので確認は必要です。(連休中日などは入れ替わりがあるのでチェックインは遅く、チェックアウトは早くなると思います)
キャンプをするには必要十分ですが、コロナ禍(2020年以降)のキャンプブームで新設されたキャンプ場や、パラダイムシフトしていったキャンプ場と比べて過度な期待をすると残念に感じます。
高原、牧草地のフリーサイトキャンプ場は日没後、テントに灯るランタンや朝焼けの景色がすばらしいです。


Docomoの電波は良好でした。